どこまでも続く線路
普段何気なく乗っている電車。
電車が走るのに必要不可欠で、重要なのが”レール”です。
その”レール”が、実は少しずつ変わっていることをご存知ですか?
でんしゃの下にある「レール」って知ってる?
実は、電車はこのレールがあるから、走れているんだ!
その「レール」がどうやって繋げられていくのか、これから紹介するね。
実は、現在特急列車が走るような線路には
「ロングレール」が敷設され、乗り心地を優先しているのです。
国際技建では25mのレールをつなぎ合わせて
ロングレールにする作業を行っております。
電車の「レール」って知ってる?
ながーいレールがあるおかげで、
遠いところも楽しく移動することができるんだ。
お兄さん達は長いレールをつなげるお仕事をしているよ!
レールの製造は新日鉄住金八幡製鉄所とJFEスチール西日本製鉄所で作られています。
一本25m〜50mで製造され、北海道で使われているレールは、
小樽に船で運ばれ全道各地に列車やトレーラーで運ばれています。
25mのレールを「あっせつ」というワザでつなげて、
もっと長いレールにしていくよ!
レールをつなぐ際、切断面が大変重要なため、熟練の技術者がこの作業を担当します。
断面の良し悪しで、出来上りに大きく影響するためです。
まずは、レールをつなげる前に、
断面をピカピカにみがくんだ。
きれいにしないとくっつきにくくなっちゃう!
この時ボルトの微調整のみで行うため、
ここでも長年の経験を必要とする職人芸でもあります。
特殊な機械1号を使って、
2本のレールをまっすぐに合わせるよ!
約5分で1200度に達し、その部分が膨張します。
膨張させた部分を押し抜きせん断機を使って切断していきます。
この工法は国際技建が創業時より追い求めている
「信頼の技術」であり、
その技術は社員全てのプライドでもあります。
1200度の炎でレールを溶かしてくっつける!
くっつけるとお餅みたいに、ふくれていくよ。
特殊な機械2号でふくれた部分を切る!
これが”あっせつ”っていうんだ。
圧接後、その部分には少しの凹凸が残ります。
この処理には職人が二人がかりでグラインダーを使い研磨します。
この処理をおろそかにすると、車体やレール本体にも負担がかかってしまうため、
0.1mm単位の調整が必要となります。
電車に乗る時、ぜひ耳を澄ましてみてください。
振動や車輪の音を感じて欲しいのです。
どこまでも続く線路は日々の努力と汗で繋がっているのです。
切った部分をお兄さん達が
サラサラになるまで磨いて完成!!
お兄さん達はたくさんの人が乗る電車が
ずーっと走っていられるように毎日がんばっているんだ。
北海道内8割のレールを手がけている
大変「大きな責任」を全ての社員が胸に強く感じ、
私たちは次の時代へ紡いでいきます。
みんなも、レールを見つけたら
お兄さん達のことを思い出してね!